『パシフィック・リム: アップライジング』 前評判の悪さ通りだったけど好きなところもあった✌️
映画秘宝の2018年映画ベスト記事を見ていて、パシリム2を意外にもベストに選んでいる人たちが多かったので、評判の悪さで敬遠していたが観てみた。
少し待てばNetflixで配信されるだろうが、PSstoreで500円払った。
はっきり言って500円の価値はなかったかなと思う。見所といえばCGメガ盛りの終盤日本でのロボット戦闘くらいで、多分300円くらいの価値✋
土曜日の午後、寝っ転がりながら不真面目な感じで観ていたので、寝落ち→巻き戻し→寝落ち→巻き戻し みたいな感じだった。多分3回くらい途中で眠気に襲われた。
前作パシフィック・リムは、友達と一緒に大学の図書室で観たが、そんなに感銘は受けなかった。世間の人たちはきっと映画館で観たから熱狂したのであって、大学の図書館の小さなテレビじゃ10分の1もパッション感じれなかったと思う。だから映画館で、IMAXで観ておけば人並みに熱狂できたと思う。
特撮に関しては怪獣ものには全くと言って興味がなく(仮面ライダーは大好きなのだがあれば怪人とかであって全く別物だと思っている)、だからパシリムにはハマれなかったと思う。ロボットアニメに関してもマジンガーとかゲッターとかのスーパー系よりはリアル系(ガンダムとか)の方が好きです。なので1の重々しいあの戦闘よりは今作のスタイリッシュな戦闘スタイルの方が好みだった👍
やはり一番言われているのは監督の交代。トトロことデルトロ監督はシェイプオブウォーターで忙しかったのか。だったら製作をずらしてアップライジングもデルトロが監督すればよかったのに。世代交代？なのかはわからないけど、監督が変わって前作とは別物だなあと思った。パシリムの犠牲があって大傑作シェイプオブウォーターが出来上がったのなら仕方ないのかなとか思ってしまう。
主人公はボイエガさんだった。秋葉原でネオジオングを買ったらしい。あんなドでかきっとを買って、わざわざ本国まで持って言って自分で組み立てるのかと思うと親近感がすごく湧いた。
シークエルはEP8で地獄を見たクチなのだが、新キャラたちは皆好き。もちろんフィンも。今作のボイエガも割とそんな感じのキャラ。女の子に自信を取り戻させる男気シーンには惚れた。イーストウッド息子とキッチンで話すシーンのアイス制作シーンも好き。
前作からの続投キャラを、えそんな感じで料理するのか？！って思った。
でもなんか特撮とかロボットアニメで、1から2になった時前作キャラが改変されているっていうのはよくあることなのでパシリムもそういう感じなのかなって思った。
綾波レイこと森マコの死亡。フィンの戦う理由を作るための死亡なのだが、特に死亡フラグも立っていなかったのでびっくりした。
前作で大好きだったこの凸凹コンビ。科学者ニュートは脳みそを敵に乗っ取られて敵役になっています。前作で仲間だったキャラが、敵に乗っ取られて敵側になってしまうという展開。博士同士の凸凹感が好きだったのに、お互いに単体キャラになってしまって魅力が半減したと思う。ニュートは結局最後捕らえられたが、正気に戻った様子はないので続編でも敵側なのか。
このニュート、量産型イェーガーを乗っ取って前作で苦労して閉じた次元の裂け目(ここから怪獣が襲来してくる)を開こうとする。量産型が5機くらい穴を囲んで開こうとするシーンはなぜか旧エヴァ劇場版の二号機を量産型が囲むシーンを思い出した。ドローンイェーガー、なかなか秀逸なデザインで好きです😏
他にもスコットイーストウッドや新人組なんかもいるが魅力が薄かった。
新人組には真剣佑君なんかもいて、スクラップ女との絡みを通して個性豊かに描こうと思えばできるだろうに、特に印象に残らなかった。最終的には全員イェガーに乗るんだけど特に魅力引き出せず終わった。ヘルメットをかぶると誰が誰なのかわからなくなったのが面白かった。
最終決戦は日本の地なんだけど(怪獣は富士山を目指すんだけどなんで富士山なのかは忘れた)、中国の都市っぽくて富士山とユニコーンガンダム像以外は日本感はなかった。ユニコーンガンダム像が出てきたのは驚いた。お台場なのかな？と思ったけど全然お台場じゃなかった笑 最終的に怪獣は合体して主人公機はボコボコにされる。そこで体当たりして富士山山頂に襲来した怪獣を倒すという決着。
全体的に薄味でした。でも前評判の割には楽しめた。全部が全部ダメってわけじゃなかった。ロボットアクションは見応えがあった。量産型イェーガーにボロボロにされた基地をパシリムの例のBGMを背に復興していくシーンとか好きだった。次回作はデルトロにもう一度監督やってもらうだろうし、1と2のキャラが融合してくと面白いんじゃなかと思う(調べたところ前作の主人公は作中では死亡した設定らしいです、、)。
