『宇宙戦争(2005)』 ダメ男トムがよかったが最後のオチに戦慄した😡
宇宙戦争(2005)
本日は会社をズル休みし(体調不良と嘘をついた)、最高の気分で午後をむかえた。
何か映画でも観ようとNetflixでマイリストをチェック。観たい映画をマイリストに入れていたからだ。そこで見付けた宇宙戦争。
いつか前に宇多丸師匠の番組でトムクルーズ特集を聞いた時にベスト10に入っていたのでマイリストに追加したのだった。会社をズル休みしてスカッとしたかった僕はこの映画に決めた。トムクルーズという男をみると何か安心するというか、トムクルーズ自体パリッとしている男じゃないですかぁ？(いきなり馴れ馴れしい文章)
主演はトムクルーズ。トムクルーズのイメージといえば真面目ーな感じで硬派な2枚目という感じ。が、今作は一転ダメ親父を演じている。何だろう、海外野球好きには怒られるかもしれないのだけれど、ニューヨークヤンキースのキャップを被っている親父はダメオーラ5割増しな気がする。
物語がはじまると、トムクルーズは離婚し別居していて(しかも嫁さんの方には再婚相手がいる)、子供を月に何回か預かっているようだとわかる。子供は兄と妹。妹の方はダコタファニングちゃんだ！ 妹のエルファニングちゃんの可愛さったらないのだがその話は別の機会にするとして。ダコタファニングちゃんといえば、『アイアムサム』のショーンペンの娘だろう。そんな天才子役がトムクルーズの娘として出演。そういえばオーシャンズ8でカメオ出演しておりましたね🐶 終始ずっと甲高い声(吹き替え版だけど)で叫び続けていたイメージが。
兄の方はトムに対して相当反抗している感じ。吹き替え版では「アンタ」と発言(字幕だとレイと呼び捨てだった)。冒頭のトムとのキャッチボールの下りではとても気まずい気持ちにさせられましたよ。。
3人で過ごしていると26発の雷が。トムが現場に行くと地面に埋まっていた兵器が作動。トライポットというらしい。作動したトライポットがデスビームを発射。すると人々が灰になって消えて行く。。！ このパニックシーンは結構怖かった。トライポットのデザイン自体異形という感じで好き。ただまるCGだとわかって(周りと浮いてる?)のが残念だった。
どうでもいいがMOTHER2のオープニングを思い出した。
トムは自動車整備士なので車を動かせるという設定があるので、子供と一緒に街を脱出。街は半壊。この時点でロードムービー映画だとわかった。トムの同僚のおっさんが哀れ。あんなに街がパニックになっているんだから普通気づくと思うが。
その後、何やかんやウロウロしていく。宇宙人がガチ強すぎるしトム自身特別な存在というわけでもないので、どうしたら宇宙人を倒せる？とか考えずに、いかにして生き延びるか、子供たちを救えるかだけを突き詰めて行動していくあたりがリアルだった。自動車整備士というスキルのおかげてトムだけ車を運転できるのだが、街に入った瞬間悲劇が。住民が暴徒と化しトムの車を襲撃🚗 このシーン、宇宙人より人間の方が怖くね？的なアレだった。ウォーキング・デッドで言う所のゾンビより人間の方が怖いだろ？オラオラ？的な。群がってくる住民が恐ろしかった。宇宙人との戦いのとっておきの場面で使うと思っていていたピストルがここで終わったのがショックだった。
その後船に乗ったらトライポットに襲われたり(触手がキモかった)、兄の方と別れてしまったり、精神がぶっ壊れたおっさんと地下室でかくれんぼしたり。。 (このおっさんを結局トムはやったのか？それとも気絶させたのか？ いやあ見せないってことは前者なのか)
かくれんぼを繰り広げた宇宙人。四足歩行。絶妙なキモ可愛さがGOOD👍
外の世界がもうめちゃくちゃでおっさんが精神ぶっ壊れるのもわかる。人間の血を吸い取るらしい。そこら中に散らかっているあのきもい血管みたいなのは何なのよ。。
甲高い叫び声をあげる娘を追いかけてトライポッドに捕まるトム。ここでイーサン魂を見せつけるトム。宇宙人の餌？として選ばれて吸い込まれる瞬間に手榴弾を爆破。トライポットは崩壊。
この距離ならバリアははれないな！
やるんじゃんかトム！ ちなみにその場にいた、トムのことを引っ張った軍人のおっさんも漢。よしこのまま他のトライポットも破壊じゃ😆 というわけにはいかず。
トライポットは弱体化していく。何が起こっているの？！もしかしてトムが破壊したトライポッドがなにか重要な(全てをコントロールしている核となるもの？)トライポッドだったのか？と思いきや。
宇宙人は微生物により死亡
いや何じゃそりゃあ！？(O_O)
最後、兄貴生きてるのはよかったけど先にお母さんの所にいるのは何があったのと思ったし、何より何だそのオチは！？って思った。
まあでも人間が暴徒と化す車のシーンは面白かったし、冒頭のトライポッド襲来場面はハラハラした。しかし幾ら何でもあのオチはないわ〜と思った。パニック映画として観れば面白いかもしれない。しかしスピルバーグというのだからハードルあげてしまうではないか。
ダメ親父トムも新鮮でよかったし、中盤兄貴が「今まで俺たちのことほっときやがって！今更何なんだよ！」と言われて何も言い返せないトム。回想シーンとか一切ないけどきっとトムも後悔しているのよ、、 そんなトムと兄貴が最後抱き合うシーンはよかった。
