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ライアン・ゴズリングが尊い!『ブレードランナー2049』

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▼前置き

観てきました!観てきましたよ!ブレードランナー2049!

 

まず前置きとして「僕とブレードランナー」について。

ごめんなさい、全然世代じゃなくてですね! (ノω・、) 私ぴちぴちの20代ですので、もうまったく触れ合ってこなかったんですよ。前作「ブレードランナー」。

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(↑若い!ハリソンフォード主演。伝説のカルト映画「ブレードランナー」)

初めて観たのは映画にハマった大学生時代。で、観た理由もネットの評判で。「SF映画なら絶対コレ!!」みたいな評判で。おお、じゃあ観てみるか!と。はっきり言って今更僕が語ることもないというか。流石に評判なだけあって、その世界観美術(調べてみるとそこにはターンネーガンダムでおなじみシド・ミード氏の名前が。成るほどと)、デッカードの弱さ笑(あの弱さがいいんでしょうね)、敵キャラが怖い(正直トラウマです…)、謎が多く残るエンディング(結局デッカードレプリカント?)… 引きこまれましたよね…。特に世界観ですよ、あぁ、攻殻の世界観の元ネタはここだったんだー ですよ。

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(↑画像は2017年公開「ゴースト・イン・ザ・シェル」より。発展したテクノロジー&アジアンテイスト&しっかり古いものも残っていて…の世界観。)

 

そんなブレードランナーの続編が出来ると聞いて。熱狂的なブレランファンの方は怒り心頭か、やめとけって…と思っていたことかと思います。けれど。僕は楽しみでして。あの世界観が進化した現代の技術で見れるのかよ!やった!楽しみ!ええ!主演ゴズリング!うぁー楽しみ!監督ボーダーラインの人か!楽しみ! って感じ。熱狂的なファンじゃないからこそでしょうね苦笑。でもそうだよなぁー 熱狂的に好きな作品の続編が公開されてコケられたらたまったもんじゃないよね (´・ω・`) 

 

僕とブレードランナーの関係はそんな感じ。特に前作のことは考えずに気軽に観てきちゃいましたよ!

 

▼おはなし

 

新たなライアン・ゴズリングを観た! 哀しい話だが…大好きだ!この映画!

 

映画秘宝12月号をみながら、とても雑にお話しを書くと…

 

台は2049年。前作からなにがおきていたのか…は前日譚の短編をみるといいらしいですよ!僕は観なかったけど!Σ(゚д゚;)  それでもなんとなくわかりましたよー。

前作同様眼球のアップからはじまり… OPはスターウォーズのような文字説明。バァン!と「その名はブレードランナー」 しびれます!

 

新型レプリカントであるブレードランナーであるK(我らがラ・ラ・ライアンゴズリング)が任務で地方の農場へむかうところからはじまるのであります。

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(↑やられてしまうバティスタ… (ノω・、)グスン)

その地の木の根元に「なにか」が埋めてあるのを発見します。

 

事件です。ケースの中身は旧型レプリカントの女性(レイチェル)の骨と判明。しかも妊娠の形跡も発見。

「ええ!? レプリカントってロボットだよね! 妊娠とかえどゆこと('A`)」

この事実が公開されれば世界中が混乱する…ということで子供の殺害がKに命じられます!

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(↑ボス役は「ハウス・オブ・カード 野望の階段」クレア役でおなじみロビン・ライト姉さんですね)

 

供を捜すK。Kは幼いことの記憶から自分がそのレイチェルの子供だと思います。

一方ウォレス社(レプリカントを製造している会社)のラヴさんも子供を捜索しはじめます。

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『子供はどこなのよォーーーー!』

(↑怖すぎましたラヴ…。撮影にむけて鍛えたらしくいい足蹴りですた (´∀`=)  この人もKと同じように自分は特別、特別あつかいされたいと願うレプリカントでした)

 

Kは前作でレイチェルと共に姿を消したデッカードさんにアポイント。

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(↑前作主人公デッカード。75歳ですって。75とは思えない重いパンチをはなっていましたが… ゴズリング (´・ω・`)カワイソウ )

しかしそこへラヴ襲来。デッカードを誘拐します。

ちなみにここで最愛のAI彼女・ジョイを殺される(壊されてしまいます)。

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(↑画像右。かわいい! うん、かわいい! 色々コスプレもしてくれますよ!)

物語開始からずっといちゃいちゃしていたジョイちゃん。

仕事に疲れて帰ってきて唯一のこころの安らぎは実在しない女の子…。うん、これってまるっきり現代の俺たちじゃん! ゴズリング、お前、顔はかっこいいけどよ! お前は俺らだ! 俺らはお前だ!(感情を移入することで語彙力をすべて失った文章)。

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(↑女の子達に囲まれてキョドるドウテイアン・ゴズリング氏。お前は俺らだ…。。。。('A`) )

売春婦の体にジョイを同調させてセックルする描写は「her/世界でひとつの彼女」を思い出しましたよ(感情移入しすぎて嗚咽でちゃうから個人的に二度と観たくない映画)

 

愛のジョイちゃんを殺されて落ちこむK。そこに追い打ちをかけるようにレプリカント革命軍のボスがKに一言。「え、赤ん坊は女やで??」 

そうなんです。究極のレプリカント(赤ん坊)はゴズリングじゃなっかったのです!(僕ぁてっきりこのままゴズリングがデッカードの子供で 親父を返せオラーーーヽ(`Д´)ノ っていくもんだと…)

泣きっ面に蜂なK。このまま自害でもしそうな雰囲気でしたが…。

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街のイルミネーションのジョイを見て決心します。

革命軍のボス曰く、大義」のための死は最も人間らしい…!

 

ッカードを護送するラヴのもとへ単身乗りこむK。

アップアップと前作のその弱さを見せつけるかのごとく溺れるおじいちゃんを横目に

ただただ泥臭い闘いを見せてくるKとラヴ。この戦闘良かったよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

映画秘宝の中でこのシーンは「漆黒の芸術」と評されています。

 

 

決着をつけ、デッカードを娘のもとへ無事届けるK。

降りしきり雪の中で満足げな表情をうかべるKのカットで激終!

 

▼結局どうだったよ!

僕は大好きです!

正直前作の熱心なファンというわけではなかったので、デッカード登場やレイチェル登場には感動もしなかったです。。

が、まずその世界観に脱帽。街だけではなく農場や子供収容施設、無人のカジノ?の中。すべてがすばらしい!いってみてーけどいってみたくねー治安わるそー。そのディティール観るだけでも上映時間中退屈はなかったです。

あと音ね。なんか他の映画と比べてすごくなかったですかね? ブォオオオオオオオンっつって。ノイズ音。その世界に引きこまれまくりでした! 

 

そして特記すべきはやはりゴズリングでしょう!

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(↑なんてかっこいいんだゴズリング!)

そもそも自分のゴズリング像は ちゃらちゃらしててダメなやつ。けど本気をだしたらかっこいい!な三枚目イメージ。(ララランド、ナイスガイズ参照)

今回のゴズリングは間逆で。レプリカントとして従順で機械的なゴズリング。AI彼女が唯一の楽しみでロボットなのに人間くさいゴズリング。自分が特別だと勘違いするかわいいゴズリング。自分の記憶じゃないとわかって「ガアアアアアアデッム!」と言いはなつゴズリング。最後自分を犠牲にし他人の幸せを喜ぶゴズリング…。

あぁもう最高ですよゴズリング。レプリカントなのに人間臭い!今回のゴズリングは最高ですよ!皆さん!

感情移入しちゃうんじゃないですかね?誰でも。そして最後は… うん、泣くしかないでしょ!

最後のあの満足げな表情…!

なんかもう…尊い… もぅむり…尊くて砕ける…。 ゚(゚ノ´Д`゚)ノ゚。 ウワーン

 

唯一の不満点といえば上映時間の長さ…。

長い!163分!長い!

前の客帰ってましたよ…途中で。。 どのシーンも重要!削るところなし!(`・ω・´)/ って訳じゃないし。。

 

 

以上、ブレードランナー2049でした。

ありがとう、ゴズリング! 

 

 

 

 

 

 

 

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(↑今回参考にさせていただいた 映画秘宝12月号。公開直後とは思えぬ辛口批評なんかも掲載されているので是非)