FF9リマスターについて
▲懐かしすぎるPS1版パッケージ。。
■はじめに 僕とFF9の出会い
「好きなFFシリーズは?」
きっと誰もが小一時間ほど頭を悩ませるだろう。
僕は即こう答える。「FF9です」 と。
僕とFF9の出会いは中学1年生くらいだったかと思う。
正確に言えば同時にFF7と8とも同時に出会った。町の中古ショップで、店頭にPS1版のFF7〜9のセットが販売しており、手をとった。もともとDFFにのめり込んだおかげで各ナンバリングは知っていて、過去作に手を出したいと思っていたのだ。
家に帰ってボロボロのPS2を起動。PS1のメモリーカードをさして起動した。
FF7から順繰りシリーズをやっていこうと思ったのだが、様々な事情でそれは叶わなかった。FF7については当時の僕ではあのグラフィックの「味」を分かるまでは行かなかった。8についてはジャンクションシステムの難しさに舌を巻いた。
7と8に挫折して、手を出したのがそう、僕の中の最高傑作 FF9だ。
ソフトを起動しタイトル音楽 「いつか帰るところ」を聞いた瞬間、僕はこのゲームの虜になった。PS2ソフトにも劣らない綺麗なムービーシーン、絵本のような世界観、個性的なキャラクターたち、そして「命」がテーマであるストーリー・・・。
あれから10年ほどたった今、PS4でリマスターされたFF9をプレイする。
■個性的なキャラクターたち
登場するキャラクターについて僕の思いを綴っていきたい。
●声優について
最近僕が一番びっくりしたのが、FF9のキャラクターたちに声がついたことだ。どうやらスマホのゲームにて声がついたらしい。ジタンやクジャ、ビビに声優がついていることは知っていたが、ついにガーネット姫やスタイナーにも声がついた。もうこれリメイク作るしかないやん、、 声については公式のyoutubeにて聞けるのでみなさま是非。
リマスターには勿論声はついていないが、脳内補完することで僕の頭の中では声付きでFF9を楽しむことができる・・!
●パーティーメンバー
▼ジタン
CV:朴璐美
ルパンで女好きなサイヤ人。少なからず某豆粒錬金術師に容姿が似てるからという思い出このCVにしたよね?
明るい性格で困っている人をほっておけないそんな僕らのヒーローです。クラウドもスコールも勿論かっこいいです、けど僕が一番好きな主人公はジタンしかいない。
そんな頼りになる兄貴分であるジタンも物語終盤では自分の出生・正体を知り、「自分とはなんなのか?」を考え絶望します。けれど仲間達に励まされそれを克服する、過去を振り切るシーンがありますが、あれはFFシリーズ屈指の名シーンということで構わないですねッ?! FF9感動シーンと言えばどうしてもあのエンディングがフューチャーされますが、個人的にはこのシーンも肩を並べるくらいの名シーンです。「独りじゃない」、神曲です。
自分の存在理由や孤独なんかを内に秘めながらここまで軽い明るい振る舞いをしていたジタンですが、このシーンではそんなジタンの「弱さ」を見ることができます。アァア、やっぱFF9好きすぎる。一気に仲間が参戦するんじゃなくって徐々にってのがまたいいんですよ、、
▼ビビ
CV大谷育江 チョッパーですね、声のイメージは。
裏主人公と言っても過言ではないほど、この作品のテーマを一心に負っているキャラです。可愛い見た目とは裏腹にとてつもなく、重い設定を持っています。
泣ける、もう、全部泣けます。声がついたら大谷さんの演技で何割り増しにも涙が増えるはずw
▼ガーネット姫 こと ダガー
CV 能登麻美子
まさかの能登さん。世間知らずで真面目なお姫様なんだけど、しっかり芯のある感じが能登さんぴったりでごわす。。
外の世界が見たい、今いる環境から飛び出したい・・ そんなじゃじゃ馬姫様。
序盤ではそとの世界とのギャップにドギマギする姿が印象的だ。「いい加減にしろよなこのやろー!」。ジタンたちと旅をするに連れて内面が少しずつ変わってくる。終盤のロングヘアーをバッサリ切るシーンが好き。やはり思春期の女の子が覚悟を持って髪を切るシーケンスが大好きだ。
▼スタイナー
CV 広田みのるさん 当方勉強不足にて存じ上げない声優さんでした。。
個人的には稲田徹さんボイスで再生してます。普段は堅物な感じだけど、ボケるときはとことんボケるあの感じ!稲田さんだとイケボすぎるかな汗
33歳のおじさん。ガーネット姫の側近で騎士団長。姿を見ると「ガシャン!ガシャン!」って音が聞こえそうだ笑
序盤は堅苦しいおっさんで(おじさんではない、おっさん だ)、ジタンに対しては「この盗人め!盗賊ごときが姫様に近づくんじゃない!」って感じなのだが、終盤になるとジタンのことを認める。エンディングではジタン達を祝福する笑顔。いやもうね、俺スタイナーが一番好きかもな笑
「自分、自分って言いながら 自分のねぇやつだな・・」 あるキャラクターにこう言われ、スタイナーは ハッとする。「自分はずっと上司の命令に従ってきた。自分で決断することはなかった。全部上司の決断を実行するだけだった・・・」 自由奔放でいつも自分で判断し行動していたジタンを思い出す。ビビも、姫様も、自分で決断し、覚悟を持って運命に争っている。そんな中自分は・・・ という作品の中で一番人間臭くて熱いキャラなのである。
余談だがベアトリクス様との掛け合いはニヤニヤ必死である。あのカップリング大好きだよ・・・
以上が物語のメインキャラ4人になります。
▼フライヤ
CV 折笠愛 いやあぴったりですよ。折笠愛さんの年上キャラにハズレはなし。自分が考えていたのは、、 甲斐田裕子さんとか沢城めぐみさんとか田中敦子さんあたりかなー 「〜じゃ」という口癖が萌えなのですよ。
女性です。ネズミです。某ムーミンのキャラにいそうです。このお方もなかなか重いバックボーンを持っています。離れ離れになってしまった恋人を探して旅をしていて、結局再会したものの、お相手はなんと記憶喪失になっていて・・・
ただ物語上あまりスポットが当たらないのが難点。リメイクの際はもっとキャラ付けをお願いしたい限りだ。
▼クイナ
CVはまだなし。勝手に山口勝平さんで脳内補完しております。
異彩なキャラが多いFF9パーティメンバーの中でももっとも異彩な見た目。食いしん坊なマスコットキャラ的存在。青魔道士で、モンスターを食べることによってアビリティを覚えます。ちょっと手間ですが、非常にお世話になった記憶。
各メンバーは重い設定があるが、クイナには特になく、食を極めるというかなり異質な理由で仲間になる。が、暗いストーリーの中で何度彼(彼女?)のギャグシーンで救われたことか・・・ 本作ではATE(アクティブタイムイベント)という、簡単にいうとサブストーリーがあるのだが、クイナのギャグシーン率は異常w
▼エーコ
CV金元寿子。田村ゆかり、佐倉綾音、竹達彩奈、釘宮理恵・・ ロリツンデレ適正持ち声優なら誰が声を当てても人気キャラになること間違いなしだろう。
6歳の天才白魔術師。ちょっとおしゃまで背伸びしていて、ジタンに恋をしている。
ジタンだけではなく、ビビや姫様、スタイナーのとっつぁんとの絡みを見ていても面白い。特にビビとのちびっこコンビや、姫様との恋のライバル関係は微笑ましい。
エンディングにて最終決戦のその後が描かれる。マダイン・サリで孤独に暮らしていたエーコが・・ 泣ける。
▼サラマンダー
CVなし 当方中村悠一氏ボイスにて再生。
いよいよパーティーキャララスト。ジタンのライバルキャラで、パーティー加入もジタンが大好きだから、である。本当モテモテだなジタンは。
たった一人で強さを追い求めていて、孤独こそ「強さ」だと思っていたが、仲間を大切にするジタンに敗北し、真の「強さ」を見つけた男 という少年漫画のライバルキャラでいそうな熱い男である。イプセンの古城のイベントは少年漫画好きならば極上である。