仮面ライダージオウ 『響鬼編』 鬼という生き方
平成ライダー20周年作品として放送されている仮面ライダージオウ。
ディケイドと同じように、いつのまにか全てのライダーウォッチを集めることが旅の目的となっている。
てっきり平成2期だけかと思いきや、龍騎の世界に始まり、ジオウ過去編を挟んで、剣、アギト、そして響鬼の世界編が放送された。
ジオウ 響鬼編の話の前に、少々僕の響鬼への並々ならない想いを綴らせてほしい。
響鬼リアルタイム放送時には、僕は仮面ライダーというコンテンツから離れていたのだが、10周年作品・仮面ライダーディケイドにどハマりし、過去のライダーを観よう!と意気込んだ。
過去9作品、様々な作品があったが、そこから僕が一番最初に選んだのは、そう、仮面ライダー響鬼だった。
仮面ライダーには似つかわしくないその風貌にビビッときてしまった。
明日夢少年の目線で描かれる本作。
少年の目線からヒーローを追いかけるという、従来のライダーとは一線を画した作品である。
響鬼さんはまさに憧れの男でした。よくまねしたものです。 シュッ!〆
個人的に好きな話は 三十一話『超える父』。
そんな響鬼フューチャー回がジオウで放送されると聞いてワクワクしないわけがない。
龍騎剣アギトとオリキャス主人公が立て続けに出演されていたので、細川氏の出演を期待しないわけにはいなかった。しかし・・・
⌚⌚キャスト発表だジオ!Part19⌚⌚
— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2019年4月21日
「仮面ライダー響鬼」より桐矢京介役の中村優一さん、仮面ライダー轟鬼/トドロキ役の川口真五さんの出演が決定ジオ〜。
ソウゴも!ゲイツも!ウォズも!太鼓を叩くジオ!!!https://t.co/KOh5Au7S09#仮面ライダー響鬼 #トドロキ #ジオウ #常磐ソウゴ生誕祭 pic.twitter.com/dVNTj1r2pp
トドロキさん、そして・・ なんと京介!
これにはめちゃくちゃ意外だった。細川氏の出演が無理だとしたら、明日夢くんの出演もありだな・・とか考えていたのに。まさかの京介。
はっきり言ってこれには全響鬼ファンがびっくりしただろうし、気まずさを抱いたと思う。
ライダーファンの中で、仮面ライダー響鬼は前編と後編に分けられる。
製作の中でゴタゴタがあり、スタッフが前後編で分けられたのだ。なので、響鬼の話になるといつもこの話題に焦点が当たる。
転校生として突然登場し、響鬼に弟子入り。物語を加速させる役割として参入した。
響鬼さんと明日夢くんの関係をぶち壊していくヘイト役、それが桐谷京介なのだ。
それでも僕は京介が嫌いにはなれなかった。
登場時はスネ夫のようなずる賢い男だったのだが、彼が鬼を目指す本当の理由を知ったことで応援したくなるような感覚になる。最終回付近で、医者として修行中の明日夢が会った成長した京介には感動したのを覚えている。
その後の作品・仮面ライダー電王においての中の人補正もある(これは少しずるいがw)。
十数年たった今、そんな京介が一体どんなドラマを見せてくれるのか。もちろんトドロキの成長した姿も見所の一つ。
前置きが長くなったが、意外なオリジナルキャストを擁した仮面ライダージオウ・響鬼編の感想を綴っていきたい。
■渋くなったトドロキくん
ちゃんと変身してくれたトドロキくん。しっかり雷電激震決めてくれるっす。
あの童貞臭かったトドロキくんはもういない・・
しっかり斬鬼さんの想いを継いで戦っているようで。。
おじさん嬉しいよ・・
しっかし声がゲキ渋い。
■祝福の鬼
響鬼の話ばかりで忘れがちだが、僕はジオウファミリーが大好きだ。
最初の頃は寒いギャグばっかりやりやがって・・ と思って嫌悪感MAXだったのだが、
ジオウ過去編のソウゴとゲイツの雪の中での死闘から大好きになった。
なのでちょいちょい挟まれるジオウコントも大好きだ。
特に今回のウォズの真面目に言っている抜けのボケからの、ソウゴがツボに入るさま、そしていつもはお堅いゲイツの笑うなよwwwwリアクションが良かった。
多分最終回で泣くと思う。
■まさかの京介変身体登場
響鬼としていきって登場してきた京介。
しかし変身したのは・・・ まさかの京介変身体。
響鬼登場からの外しで・・ とは恐れ入った。
師匠の苦悩話といえば、本編でのイブキさんとアキラの関係を思い出す。
今回は響鬼を継いだ京介と弟子の師弟関係をフューチャーするかと思いきや、京介はまだ鬼の力を十分に継いでいないという宿題も増えてしまった。
■響鬼ファンを泣かしにくるトドロキくん
本編終了後、鬼たちはまだ魔化魍撃退をしているとしたら・・
トドロキくんはそんな本編後の姿を見せてくれました。
「鬼っていうのは、生き方なんすよ・・」
「死んでまでそばにいようとしてくれたんすよ・・」
響鬼ファンを泣かせにきているZE・・!
斬鬼さんのことをやっぱり引きずってるのかなあ。未だに弟子を取っていないトドロキくん。いつかスピンオフ『仮面ライダー轟鬼』がみたいなあ。
そして最後にヒナカさんについて言及。あかん、あかん。。。
■京介、響鬼へ。
BGMが流れつつ京介救済。
しっかり文字も入っています。
変身シチュエーションとしては・・ 京介救済と考えればいいかもしれないけど、
細川響鬼を思わせる演出を入れるなら、当時の映像でいいから細川さん入れて欲しかったかもなあ。。 細川さん無理なら、 細川さん→京介→ツトムの流れじゃなかった方がよかった気が。
やっぱり響鬼はかっこいいなあああ
何だろう・・ 前編のワクワク感はすごかったんだけど、
京介変身についてはもっとうまくできた気がする・・
しかし京介、あのふてぶてしさ全く変わってなかったですね、残念。
師匠である京介の成長にフォーカスを当てるのではなく、弟子の成長を描いて欲しかったかなあ。しかし、京介は救済されましたねえ。響鬼になれたんですから。
十数年経って響鬼になることができた京介というキャラクター。感慨深いですね。