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『キャプテンマーベル』 期待値0で観たけど普通に面白かったのでマーベルってやっぱすごい👏

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『キャプテンマーベル』

 

全世界に最強の指パッチンの衝撃を残したインフィニティーウォーからもうすぐ一年が経とうとしている。その続編のエンドゲーム(タイトルが渋くて良い)に直接繋がる作品となる今作。MCU21作目。

インフィニティーウォーのラストのラスト、消えゆくニックフューリーの手にあったのは・・・ キャプテンマーベルのロゴが入ったポケベル。ということで今作はこのポケベルがどうやって手に入ったかが描かれます。

最近BDを買ってIWを見直す機会があったんだけど、やっぱエンドゲームあってのIWということで宙ぶらりん感が増しただけだったので悪手でした。。 いやあ楽しみすぎるだろうエンドゲーム。

 

MCU初の女性主人公、アベンジャーズ史の中でもっとも古い時代 なーんて推されていますけど 「結局エンドゲームへのつなぎの映画だろう この作品観ないとエンドゲーム楽しめないし、観ておくか〜😴」程度のテンションで観たんだけど、MCUの中でも結構上位、特に近年のMCU作品の中で一番面白いんじゃないかと思った。

 

■キャロルもといブリーラーソン女史の魅力全開

今作の主人公を演じるブリーラーソンさんなんだけど、映画「ルーム」の気高い芯の強いお母さんのイメージが強くて(ジェイコブくんもMCU入りしてくれないかなあ)、あんまりスーパーヒーロー役とかやらないで、ハートフルな人間ドラマで幸せになっていてほしいなあとか思ってた。

けど今作、特に最後をみて180度意見が変わった。

後半彼女が記憶を思い出しながら立ち上がって覚醒していくんだけど、その時の顔。こっちをグッと睨みつけて気高い感じ。あの表情がさいのこうだったので、 あぁ、キャプテンマーベル誕生しちゃったなあ と感じた。しかしこんなにも鼻血が似合う女優さんがいるだろうか。

ラーソンさんの芯の強い女性感が観客を 「あ、美しい 最高一生付いてきます❤️」ってグイグイ引っ張っていく感じだった。「キャプテンマーベル」っていう仰々しい名前も、この映画を観終わったら納得しかないです。

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最初ヴァースのことをみて、顔が四角くてムスッとしていて好きになれないなあ とか思っていたんだけど、物語が進みに連れてどんどん魅力的になっていくので末恐ろしい。

僕はいっつも「異世界から来た女の子が地球の文化に不慣れながらも努力して適応していこうとするシーンフェチ」を唱えているが、ヴァースの 腰巻きしてバイクをかっ飛ばすシーンなんかにグッと来てしまいましたね・・・b あと物語中盤の普段着ではTシャツ一枚になるんだけどとっても生活感出ていてよかったですね。

序盤はムスッとしているヴァースなんだけど、フューリーと出会ってちょっと緊張感が和らぐというか、 姿を変幻自在に変えることができる・スクラル星人と見分けがつくかどうか試そうとするときに、ビーム光線を放って 「どう?これが証明になるでしょ?」ってニカッとするシーンとかマジで最高なんですよおおおおお

どうしてこう女性がたまに見せる笑顔って最高なんでしょうか。物語中盤からは上述のフューリーや親友のランボーさんなんかも出て来てより優しい表情に。たまらん。

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あとこれもフェチズムかもなんですけど、キャプテンマーベルって宇宙空間で呼吸するためにクソダサマスクをつけるんですね。で、地上に降りて来てそのマスクを外す瞬間、金髪がファサァ〜ってなるんですわ。 あれがいいですねヾ(*´▽`*)

(誰か共感できる人いますかね。。。)

 

DCの方にも女性ヒーローがいますが、そちらとの大きな違いとしては、キャプテンマーベルは身近というか、一緒にデートいくなら遊園地とかカラオケとかなんですよ。

ワンダーウーマン様は気高すぎて、遊園地とかじゃなくて公園を散歩とか美術館とか多分そんな感じなんですけど、キャロルはめちゃめちゃ親しみやすいんでそんな感じのデートがしたいんですね。でこっちがジェットコースターで疲れているところに笑顔でソフトクリーム持って来て「あんなので疲れちゃったの?フフン」的な感じでイジられたいんですよ。そんな感じのキャラ分けだと思いました(どういうこと?)

 

■ストーリーについて

ブローラーソンさんの魅力はまだまだ語り足りないんですけど、今作のストーリーに付いて。今作、今までのヒーロー映画とは打って変わってまして。

主人公が記憶を失っていて、その記憶を取り戻しつつ進んでいく、要はジョジョリオンなんですけど。

要所要所に記憶に繋がる鍵が転がっていて、取り戻していくに連れて本当の敵の存在がわかって、最後に自分のアイデンティティを取り戻した瞬間に覚醒して真のスーパーパワーが目覚める っていうカタルシスになるんですけど。

ドクターストレンジにしろアントマン2にしろカタルシスがうっっっっっすいカルピスくらいなもんで、MCU離れが起きていたんですけど、今作はうまいことそこらへんができていて。多分僕はMCUカタルシスを求めているので、そこがガッチリと握手できたんで今作を非常に気に入っております。

あと気になったのは、「解説説明台詞がほとんどない」ってところなんですよ。

はっきり言って自分もこの映画、「あ、このヴァースって子は記憶喪失なんだな、記憶を取り戻してなんやかんやあってキャプテンマーベルになるんだなあ」とぼやっと見ていたんですけど、

スクラル人のタロスがなんのためにヴァースを追っているのか(記憶を救い出したのか)、ジュードロウの思惑は一体なんなのか(敵だっていうのはわかるんだけど)とか全然説明がないのでぼやっと映画が進行していくに連れて理解していくことになる。

正直全然こんな感じでよくって、だってこの映画はキャロルがいかにしてキャプテンマーベルになるのか、フューリーにポケベルを渡すのかにしか興味がないので。だから正直どうでもいい情報を長尺とってくどくど説明されてもテンポが悪くなるしうざったらしいので全然いい。他の映画作品もそうしてくれ、マジで。

 

いいなあと思ったのが、物語序盤、キャロルとフューリーが出会って、ローソン博士の情報を探しに基地に潜入したとき。タロスが擬態したフューリーの上官が現れるんですね。で、観客はこの上官はタロスが擬態していることを知っているので、フューリー危ないよ!って思うんですけど。フューリーはこの上官と会話しただけで、この上官は本当の上官じゃないって気付くんですね。それはなぜかっていうと、5分くらい前にキャロルと車の中で、「俺の本名は ニコラス・ジョセフ・フューリー だ。だけどみんなは フューリー としか呼ばない!」みたいな会話をするんですよ。で、この偽上官はフューリーを フューリー ではなく ニコラス って呼ぶんですよ。

この一連の下に ニヤリとしてしまいまして。 だって普通この後絶対説明が入りますからね。普通だったらキャロルが、「なんで偽物とわかったの?」とか聞いて 「あいつは俺のことをニコラスって呼んだんだ!」みたいな。やりとりが普通はあるわけですから。こういう何気ない会話が重要な意味となって後々出てくるっていうのは、映画を観ていて一番ニヤッとできるんですよ(個人の見解です)。なんでもうこのシーンで、あ、この監督とはうまくキャッチボールできそうだなあ とか思いました。

 

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▲技術によって若返ったフューリー。すげえよなあ。しかしフューリ、お前片目を失った理由があんなんでいいのか・・・?

 

■エンドゲームに向けて

いよいよ4/26にエンドゲームが公開になるわけなんですけど、本作の役割の一つ・架け橋は大成功だったんじゃあないかと。

ラストシーンの なぜ「アベンジャーズ計画」という名前になったのか。にはベタだけど おおお って思ったし。エンドゲームで大きな区切りがつくので、最終決戦前に一番最初期の話をやるっていうのはいいですね。

覚醒したキャプテンマーベルはめちゃめちゃ強かったので、サノスとのバトルでは超戦力になりそうですね。 っていうかもうあいつ一人でいいんじゃないかなってなるんじゃないでしょうかねえ。クリプトナイトとか弱点なしにあれはぶっ壊れですよ。

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ラストのラストで、まさか残ったアベンジャーズの前に現れるとは思いませんでしたが・・・・! あれはエンドゲーム中盤の出来事を切り取っただけですよね? さすがにエンドゲーム開始直後にしらっとキャプテンマーベルいたらビビりますよw

てっきり中盤、サノス軍との戦いの中ピンチになった時に現れるものだと思っていたんですけど・・ あんなにぬるっとくるとは!

親友であるフューリーが消えてしまったことを聞いて激昂してサノスに立ち向かうんだろうなあ。一度はアベンジャーズと激突して欲しかったけども、お互いフューリーのために戦おうぜってことにすんなり和解するのかな?

残ったアベンジャーズメンバーとの絡みで楽しみなのは・・・ ソーですね。

脳みそ筋肉のソー と 男より私の方が強いわ!なキャロル

の絡みは楽しみや〜 最初は衝突するんだろうけど、お互い認め合っていくと最高だねえ。飲み屋で酒飲みながら二人で会話しているのを上空から観察していたい・・・。

 

以上、感想でした。